タレント控え室からの景色
@撮影現場
マンハッタンブリッジや
エンパイアステートビルが見える

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映画の撮影は早くも
2週間目に突入
初日は人見知りしてるのか
子供が誰もいないからか
娘はなんか元気がなさそう

去年の「ドラキュラ」(オーランドバレエ)の
ブロードウェイレベルの舞台では
唯一子供が2人いたけど
その時とは状況は違う

撮影が始まり
スタジオでディレクターから
立ち位置、動きや
演技の注文を聞いて
何度かのリハーサル後
いよいよテークが始まる

「サウンド」
「ロール キャメラ (カメラ)」
「アクション!」

普通テレビや映画は
カット割 (短い映像) が多く
短く色んなアングルで
撮影したものを
いくつも繋げて
作っていくけど
今回のディレクターは
大体2分ぐらいの
ロングテイクが多い

昨年のロケ撮影では
最後の最後で
オオカミ男の僕の
走るシーンで
こけそうになった事を
以前書いたけど
ホント最後で
文字通りコケちゃったら
その映像は使えない
だからアクターも
現場のクルーも
普段よりも
緊張度は高い

その初めての
娘のロングテイクは無難だけど
上手く表情が出ていない
動きが少ないなど
細かいダメ出しで
3回目のテイクが終わる
しかしまだ
納得いく結果は出ない、、

少し考えながら
天を見上げた
ディレクターが
娘と共演者に
「今撮影したモニター見よう」
そう言って
細かく指示し始める

僕が演技を習ってた時には先生に
「自分の演技は絶対に観てはいけない」
と言われていた
その理由は観た自分のイメージが
その後アタマに残って
本番で生の演技の邪魔になる
ということからだ
だから僕は今でも
あまり進んで現場で
モニターを見ない

だから大丈夫かな?
と少し心配したものの
自分の動きや表情を
モニターで確認してからの
次のテイクで
いきなりレベル大アップ
ディレクターはノリノリで
「オッケーグレイト!
もう一回やろう」

ということで5テイク撮って
満足いくイメージが
無事ゲットできた

次のシーンでも
同じ現象が起こり
モニターで
たった今撮った
自分の演技を
チェックしてから
格段に演技の
クオリティが良くなった

僕の先生の理論に
反するけど
上手くいけばいいだけで
その経過や演技方法なんて
なんでもいいわけだ

だからもし
あなたがメンターたちに
全く違う事を言われた場合
どっちを取るかは
自分に合った方法と
いう事になる

初心者とプロで
意見が違う事は
多々あるけど
一流の中でも
もちろん意見は分かれ
その時には
自分に合うやり方を
見つければいい

プロフェッショナルや
上級レベルの人たちは
必ず自分のやり方を
編み出している
そしてそれは
経験や体験からでしか
学べないから
とにかく現場では
自分のやり方も持ちつつ
トップから言われた事も
試してみよう

オーディションや現場では
どれだけの引き出しと
柔軟性があるかで
上手い下手の
評価に分かれてしまう