コーヒー飲みながら
サブウェイに向かう途中の
NYブルックリンの街並み

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バレエダンサーの娘に
「来週からの撮影の準備どう
 台本読んでる?」
って聞いたらこんな返事が帰ってきた
「何もやれって言われてないし、、
 何したらいいの?」

そうか舞台はガッツリ
リハーサルするけど
アメリカの映画テレビ業界では
当日セットで立ち位置や
動き確認のリハだけで
演技は俳優任せだ

ニューヨークで俳優の勉強を
始めたばかりの頃
先生が僕らに質問した
「アクターが1番役作りする時に
 時間を過ごすとこはどこかわかる?」
みんな、、「えっどう言うこと?」
「どこってやっぱ今は学校」
「俳優になればリハーサルででしょう」

先生は
「あなたたちはもうアクターよ!
そして1番時間を費やすところは寝てる時よ」
僕らは余り意味がわからず
???
先生は話を続けて
「稽古やリハーサルでは
いろんな事を試すところ」
「家で色々考えて
アタマの中での作業が
アクターにとっては最重要なの
そしてそれを寝ている時に
しっかり自分のものにするのよ」

要は準備をしっかりして
それを寝てる時にマリネして
リハーサルに持ってくと言う事だ

カラテの稽古でも
まだ白帯や初級の時に
同じ様な事を先生から言われた
「ユーガイズ (君たち) 稽古は道場でだけじゃない
むしろそれ以外の自主練で差がつくから
早く上手くなりたきゃ家で練習することだ、オッス」

まあ当たり前のことだけど
人間は元来、特に僕は
怠け者だから
とにかく行ってからやろう
クラスに出てりゃいいか
レクチャーを聞こう
と受け身でラクしようと
思っちゃうけど
自分から仕掛けなきゃ
絶対に成長はできない

ニューヨークに来た頃
ダンサーの先輩が
言ってた事を思い出す
「アクターは怠け者だよね
何もしないけど僕らダンサーは
いつもスタジオでレッスンだから」
演劇学校に通い始めた頃だったから
そう言われたらそうかなと
思ったけど今ならしっかり反論できる
アタマで作る作業は地味で
誰にもこれだけやってますと
アピールできないけど
作業量はハンパない

僕やあなたの毎日
どこが受け身で
どこがイケイケで
自分から仕掛けてってるか
年の瀬に俯瞰して
来年の攻めに備えよう