先日、大阪の劇団、Baghdad Cafe' の脚本、演出家、役者さんの泉さんから
東京の劇団、時間堂さんの大阪公演に招待してもらった。

以前、東京でお芝居をやった時に
キャストの方からこの劇団の名前を聞いていたので
やっと観に行ける機会を頂きとても嬉しい。

アメリカの戯曲、リリアン・ヘルマン作『森の別の場所』を
主宰の黒澤さんが現代日本語に翻訳し演出をされたもの。


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本格的な3時間のストーリーで
アメリカの人間臭い戯曲が大好きな僕は
久しぶりの演劇らしい芝居に堪能させてもらう。

日本には、どうしてこういう演劇が少ないのか?
僕がまだまだ日本の事を知らないだけなのか?

そうかもしれないが
この国には多種多様な演劇や舞台芸術が存在するが
大人が観ても楽しめるモノはアメリカと比べると
そう多くない様な気がしてしまう。

ブロードウェイの芝居などを観に行くと
もちろん演目にもよるけれど
40代らしい以上の人が圧倒的に多く
一般の(演劇関係者ではない)目の肥えた観客も多い。

芝居だけではなくダンス、音楽や絵画など芸術全般が
NYでは日々の生活にとても密着していて
とても贅沢な環境なのだ。

日本社会は大人が芸術的に遊べるところは少なくて
それを求めている大人達もそんなに多くないのかもしれない。そして、演劇や芸術と呼ばれているものは分かりにくいと思ってる人が多いのかもしれない。

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NYの旅行業界で働いていた時に

ジャズの有名店「ブルーノート」
お客さんを連れて行くというツアーがあり
それに参加する人の多くは

「ジャズは解らないんですけど、とりあえず
 本場を見ておこうと思って、、」
という人が多かったが

殆どの人は、演奏後の帰る頃には

「いやー、凄いですね、とっても良かったです!!」
と笑顔で声を弾ませながら言っていたのを覚えている。

そう、演劇、ダンス、音楽や絵画など
全てのモノは頭で理解するのではなくて
身体で感じるものだ。

「芸術なんて何も高僧なものではない。
解らないなんて言うのは死んでいるのと同じだ」
岡本太郎

全くその通りだ。